6Gについて初心者にかみ砕いて解説します。

この記事では、下記の悩みを解決します。
・6Gって何?
・5Gとどう違うの?
・光回線の「10G」とは別物?
・いつ使えるようになるの?
を分かりやすく解説します。
是非「5G」や「6G通信」、「5Gと10Gの違い」など下記記事に解説していますので、一読いただき、ご参考にしていただければ幸いです。
6Gとは?(まず一言で表現)
6Gは、現在の5Gの次に登場する 次世代のモバイル通信技術 です。
私自身もこの記事を通して、「6G通信」が従来の5G等と違い「社会インフラ」そのものを変える通信技術だと言う事を改めて知りました。詳しくは下記を一読いただき、ご参考になれば幸いです。
理由
・「国際機関」が順番を決めているから。(下記参照してください。)
・世界中の企業の目標となっているから。
・日本政府も国家戦略としているから。(総務省のBeyond 5G戦略:総務省HP:引用)
●関連機関の説明
ITU の例
ITU(国際電気通信連合)は、6Gの方向性や周波数帯の国際基準を策定する国連機関です。
6Gの研究テーマや技術要件はITUが定義します。
3GPP の例
3GPPは世界7つの標準化団体が参加するプロジェクトで、6Gの技術仕様(Release 21)を2029年に策定予定です。
総務省の例
総務省は「Beyond 5G推進戦略」で6Gを国家戦略として位置づけ、研究開発を支援しています。
特徴は以下の通り:
・最大100Gbps〜1Tbps級の超高速通信
・1ms以下の超低遅延
・大規模IoTを前提とした同時接続数の増加
・テラヘルツ帯(THz帯)などの高周波数の活用
・衛星通信(LEO)との連携

「最大100Gbps〜1Tbps級の超高速通信」はどのような技術で実現するの?

光ファイバーの特性を極限まで引き出す「デジタルコヒーレント光伝送技術」と、光信号のまま処理を行う「IOWN(オール・フォトニック・ネットワーク)構想」の最先端技術で実現します。
「最大100Gbps〜1Tbps級の超高速通信」の研究は、「日本」「アメリカ」「中国」が世界をリードし研究しています。
6G通信は、スマホやIoT機器が利用する「モバイル回線」の超進化版と考えると理解しやすいです。
ただし、初心者にとっては「似たような言葉が多くて分かりにくい」分野でもあります。
ここでは 例え話を使いながら、できるだけ分かりやすく 解説します。
5Gとどう違うの?(イメージしやすい比較)
下表は、4G,5,6Gの違いを一目で確認できるようまとめました。
4G,5Gは現時点で6Gは未来の目標値です。
| 項目 | 4G(第4世代移動通信システム) | 5G(第5世代移動通信システム) | 6G(第6世代移動通信システム) |
| 最大速度 | 数百Mbps | 数Gbps | 100Gbps~1Tbps |
| 遅延 | 50ms | 1~10ms | 0.1~1ms |
| 周波数帯 | 700MHz~3.5GHz | Sub6/ミリ波(*) | ミリ波+テラヘルツ帯 |
| 同時接続数 | 10万台/平方キロメートル | 100万台/平方キロメートル | 1,000万台/平方キロメートル |
| 主な用途 | 一般道路 | 高速道路・IoT | 自動運転・遠隔医療 |
※Sub6やミリ波とは、電波の通る『道の太さ』のようなものです
比較表にある数値について、もう少し技術的に深掘
| 「遅延 0.1ms〜1ms」がもたらすリアルタイム革命 | 普段、私たちがスマホでWebページを開くとき、実は「データの往復時間(レイテンシ)」というタイムラグが発生しています。4Gでは約50ms(0.05秒)かかっていたため、ボタンを押してから一瞬の間がありました。これが6Gの「0.1ms(0.0001秒)」になると、人間の脳が認識できないレベルで完全に「ゼロ遅延」になります。これが自動運転の衝突回避や、遠隔手術ロボットの寸分の狂いもない操作を可能にする技術的根拠です。 |
| 「テラヘルツ帯(THz)」のメリットと、致命的な弱点 | 6Gで使われる「テラヘルツ帯」は、1秒間にギガヘルツの1000倍以上の電波の波を送り込めるため、超高速通信が可能です。しかし、電波は「周波数が高くなればなるほど、光のように直進する性質が強くなり、障害物を回り込めなくなる」という致命的な弱点があります。つまり、4Gや5Gの電波ならビルの裏側に回り込んで届いていたものが、6Gのテラヘルツ帯では「ガラス1枚」「雨粒」「人間の手」に当たっただけでも電波が遮断されてしまいます。そのため、街中に数メートルおきに超小型の基地局(アンテナ)を埋め込む必要があり、これが6G実現への最大の技術的ハードル(インフラ投資の増大)となっています。 |
6Gは「高速道路の延長」ではなく、まったく別次元の交通インフラと考えると理解しやすいです。
また、6Gでは テラヘルツ帯(100GHz〜1THz) が本格的に利用されます。
これにより超高速通信が可能になりますが、電波の減衰(電波が遠くまで届かない)が大きく、基地局の大量設置が必要です。
● 6Gはどれくらい速いの?(目安です。)
・4Gの約100倍
・5Gの約10倍
・6Gは、100Gbps以上の通信速度が期待されている。
※まだ国際標準は決まっていません。
いつ使えるようになるの?
● いつ使えるようになる?
・2025〜2027年:研究・実証実験
・2029年:国際標準化(3GPP Release 21)予定
・2030年:商用化が予想されている
光回線の「10G」とは別物?
●初心者が誤解しやすい点(私も誤解してました。)
「6G」とは光回線の「10G」と同じ→ 違います。(無線と有線の違い)
私個人の意見ですが、末尾の「G」が同じなので間違えやすいと感じました。
| 項目 | 6G | Wi-Fi6 | 10G光回線 |
| 種類 | 無線通信(モバイル) | 無線LAN通信 | 有線通信(光ファイバー) |
| 最大速度 | 100Gbps~1Tbps | 約9.6Gbps | 10Gbps |
| 安定性 | 電波の影響を受ける | 非常に安定 | 非常に安定 |
| 主な用途 | スマホ・IoT | 室内でスマホやPCやルータを無線でつなぐ規格。 | 自宅・オフィスの固定回線 |
同じ「通信」でも速度が落ちる原因は全く違う!
「6G」「Wi-Fi6」「10G光回線」は、それぞれデータを運ぶ「道路の仕組み」が異なるため、速度が低下する原因(ボトルネック)も全く異なります。
- モバイル回線(4G/5G/6G)のボトルネック:混雑と距離
スマホを使う時の速度低下は、1つの基地局に対して「同時に接続する人数」が増えすぎることが最大の原因です。また、基地局から物理的に離れたり、地下に入ったりすると電波が減衰します。 - Wi-Fi(無線LAN)のボトルネック:電波干渉とルーターの処理能力
家の中でネットが遅い場合、光回線ではなく「Wi-Fiルーター」が原因のことがほとんどです。特に2.4GHz帯のWi-Fiは、電子レンジやコードレス電話、隣の家のWi-Fiと電波がぶつかり合う「電波干渉」を起こします。また、ルーターの性能(CPU)が低いと、家族全員のスマホやIoT家電の接続を処理しきれずにフリーズします。 - 固定回線(10G光回線など)のボトルネック:プロバイダの設備と宅内配線
有線である光回線は電波の影響を受けませんが、「プロバイダ(ネットを繋ぐ事業者)の設備」が夜間に混雑すると一気に遅くなります。さらに盲点なのが、マンションの「宅内配線」です。いくら外から10Gの光回線が来ていても、マンション内が古い「VDSL方式(電話線を使った配線)」だと、最高速度は100Mbps(10Gの100分の1)に強制制限されてしまいます。
・6G:モバイル回線(スマホの通信)
・Wi-Fi6:無線LAN
・10G:光回線(自宅のインターネット速度)
私自身も最初は混乱しましたが、
“スマホの通信速度” と “家のネット速度” は別物 と理解するとスッキリします。

4G,5G,6GもWi-Fi6なども同じ無線なのにどこが違うのですか?

同じ無線通信と言う事では同じです。しかし用途が違います。4G,5G,6Gは移動中どこでもインターネットに接続できる。Wi-Fiは自宅やオフィスで使用する。(一部は外でも使用できます。)モバイル通信は、基地局が自動的に切り替わりますがWi-Fiはルーター間なのでスポット的に固定での通信に適しています。
以下にまとめました。
6G(モバイルデータ通信|外で無線通信可能。)
・電波を使う
・障害物・天候の影響を受ける
・スマホ・IoT向け
Wi-Fi6(無線LAN通信|屋内での無線通信)
・複数台同時接続に強い。
・周波数(障害物に強い:2.4GHz帯)と(高速通信が得意:5.0GHz帯)の使い分けに優れている。
10G光回線(有線通信)
・光ファイバーを使う
・減衰が少なく非常に安定
・自宅・オフィスの固定回線
結論
・6G=モバイル回線
・Wi-Fi6=無線LAN
・10G光回線=家庭用固定回線
6G・Wi-Fi6・10G等は、まったく別物です。
6Gで何ができるようになる?(期待されている分野)
自動運転の精度向上
車同士が 0.1msで通信 し、
- 衝突回避
- 車間距離の自動調整
- 信号レスの交差点
等が実現します。
個人的見解ですが、社会インフラの整備に、費用が掛かりそうと感じました。
遠隔医療(手術ロボットのリアルタイム操作)
医師が遠隔地からロボットを操作し、遅延ゼロに近い手術 が可能になります。
個人的には、薬の処方などから試行し通常の診察より実現が図れればと思いました。
メタバース:遅延ゼロに近い仮想空間での共同作業
6Gの超低遅延により、
- 仮想空間での共同作業
- 触覚フィードバック
- 高精細ホログラム
上記が実現します。
大規模IoT(街中のセンサーがリアルタイム連携し渋滞ゼロへ)
街中のセンサーがリアルタイム連携し、
- 渋滞ゼロ
- 災害時の自動避難誘導
- エネルギー最適化
が可能になります。
私個人の見解としては、どれも精度が向上しないと使えないと思いました。なので最初は狭い範囲から徐々に対象範囲を拡大するか、対象を絞ってチャレンジするとまた新たな課題点が浮き彫りになり徐々に改善されればいいのにと思いました。
6Gの課題
- テラヘルツ帯は電波の減衰が大きい。
- 電波の到達距離が短いため基地局の大量設置が必要です。
- 高周波数帯の処理負荷により端末の消費電力が増える可能性が高い。
- 法整備・周波数割り当てが必要です。
- インフラ投資の増大。
- プライバシー保護問題。
- 国際標準化の競争(3GPP / ITU)。
高周波数になると電波が弱くなり、「4G」「5G」では建物の陰に回り込み電波を到達できるが「6G」ではできない。(電波の性質上、高周波数=弱電波)
●注意点
・まだ研究段階で、実際に使えるのは数年先
・スマホや基地局の入れ替えが必要
・「6G=何でも速くなる」は誤解
この記事のテーマに関するよくある質問

速度(Mbps)は十分出ているのに、ゲームや動画がカクつくのはなぜ?

データの往復時間を示す「Ping値(応答速度)」が遅い可能性が高いです。
ネットの快適さは、データの「量(Mbps)」だけでなく、データの「往復にかかる時間(レイテンシ)」も重要です。Mbpsの数値が高くても、Ping値が「50ms以上」など大きくなると、ボタンを押してから画面が動くまでに時間差(ラグ)が生じます。測定サイト(Fast.comの「詳細を表示」など(外部サイト引用))でPing値を測り、高すぎる場合はWi-Fiから有線LAN(Cat6A規格以上)への切り替えを検討してください。

ルーターは壊れていなくても定期的に買い替えるべきですか?

はい、機械的に動いていても「4〜5年」での買い替えを推奨します。
ルーター本体が壊れていなくても、5年前の機種だと最新の高速通信規格(Wi-Fi 6や、混雑を避ける通信方式「IPv4 over IPv6」など)に対応していません。回線プランを高速なものに変えても、ルーターが古い規格のままだと、そこが渋滞の先頭(ボトルネック)になってしまいます。

スマホやPCで「上り速度(アップロード)」だけが極端に遅くなる原因は?

裏で動いている「クラウドへの自動同期」や「セキュリティソフトの負荷」が原因のことが多いです。
下り(ダウンロード)に問題がないのに上りだけが遅い場合、iPhoneのiCloud写真やPCのOneDriveなどが、撮影した動画などを裏で一斉に送信(アップロード)して帯域を使い切っている可能性があります。また、セキュリティ対策ソフトが送信データをスキャンする際に処理が詰まるバグもあるため、一度設定を確認してみましょう。
まとめ
6Gは、5Gの延長ではなく、
社会全体を変えるレベルの通信技術として期待されています。
ここでの内容を下記にまとめました。
- 6G(第6世代移動通信システム)は、2030年ごろの商用化が見込まれている次世代モバイル通信規格です。
- 5Gの10倍以上の速度
- 自動運転・遠隔医療・スマートシティに必須
- 光回線10Gとは別物(無線と有線の違い)
- 上り/下りの理解が大切「6Gで超高速化しても、動画配信や投稿をするなら『上り速度』、動画を見るなら『下り速度』の知識が重要になります」
初心者の方でも、
「6G=未来のスマホ通信の進化版」
と理解しておけば十分です。
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